兵庫県丹波篠山市内で今年17歳を迎える犬たちを表彰する「長寿犬表彰」が11日、四季の森生涯学習センターで開かれた。摂丹獣医師会と市の共催。人間でいえば90歳くらいに相当する”ご長寿さん”が表彰を受け、家族とともに健康を祝った。
動物愛護を目的にした表彰で、17歳になることと、狂犬病の予防注射を3年続けて接種している犬が対象。今年度は34頭が対象となった。
式典では酒井隆明市長と木戸毅獣医師会長が写真入りの表彰状を贈った。
シーズーの「ヒメ」とともに参加した男性(65)は、「今年2月に脳梗塞になって、だめかもしれないと思っていたけれど、がんばってくれた」と愛犬を祝福。ヒメの母、ティナは16歳でこの世を去ったことから、
娘が母の目標を達成した。
長生きの秘訣は、「家族みんなで代わる代わるかわいがることかなあ」とにっこり。「ヒメは家族の中心。一日でも長生きしてくれたら」と優しいまなざしを送っていた。